なぜ犬は問題行動を起こしてしまうのか|【浜松市】
2026年02月13日なぜ犬は問題行動を起こしてしまうのか|【浜松市】
犬と暮らしていると、「どうしてこんな行動をするのだろう」と戸惑う場面に出会うことがあります。
吠える、噛む、落ち着かない――それらは一般的に“問題行動”と呼ばれます。
このコラムでは、そうした行動が起こる背景や理由について、あらためて整理していきます。
第1章:問題行動は「突然起きる」わけではない
第2章:行動の裏にある、犬の気持ちと経験
第3章 :人との関わり方が行動を作ることもある
第4章:よくある問題行動と、その考え方
第5章:問題行動を見る目が変わると、犬との関係も変わる
【第1章|問題行動は「突然起きる」わけではない】
「今まではこんなことをしなかったのに」 そう感じる行動も、実はある日突然始まるわけではありません。
犬の行動は、その瞬間だけで成り立っているのではなく、日々の経験や環境、人との関わりの積み重ねによって形づくられていきます。
ここで一度立ち止まって考えたいのが、「問題行動」という言葉です。
“問題”とつくことで、まるで犬そのものに問題があるかのように感じてしまうことがあります。
けれど実際には、それは犬にとっての問題というより、人の暮らしの中で「困る」「望ましくない」と感じられる行動を指している場合がほとんどです。
例えば、吠える行動ひとつをとっても、犬にとっては不安や緊張を伝える手段かもしれません。
噛む、落ち着きがない、引っ張るといった行動も同様です。
それらは「性格が悪い」「わがままだから」と単純に説明できるものではありません。
犬にとっては、その場面で“そうする理由があった”結果であることも少なくないのです。
まずは、問題行動という言葉の捉え方を少しだけ変えてみること。それが、行動を理解するための第一歩になります。

【第2章|行動の裏にある、犬の気持ちと背景】
犬の行動には、必ずその子なりの理由があります。それは必ずしも「困らせたい」という気持ちではありません。
例えば、強い不安や緊張を感じたとき、犬は自分を守るために吠えたり、距離を取ろうとしたりします。
慣れていない環境や音、人の動きに対して敏感に反応することもあります。
また、過去の経験も大きく影響します。子犬期の社会化の不足、怖い思いをした出来事、
あるいは繰り返し体験した成功体験などが、行動のパターンを形づくります。
さらに、日々の生活環境も無関係ではありません。運動不足や刺激の少なさ、生活リズムの不安定さは、
エネルギーの発散や安心感の不足につながることがあります。
こうした要素が重なったとき、犬はその場で“最も自然な反応”を選びます。それが人にとっては困る行動として映ることがあるのです。
問題行動と呼ばれるものの多くは、犬の内側で起きている変化や感情の表れでもあります。
その背景に目を向けることで、見え方は少しずつ変わっていきます。

【第3章|人との関わりが行動を形づくることもある】
犬の行動は、環境だけでなく「人との関係」の中でも少しずつ形づくられていきます。
例えば、インターホンが鳴ったときに吠える場面。
奥さまは「静かにして」と声をかけ、
ご主人は「大丈夫だよ」となだめながら撫でる。
どちらも悪い対応ではありません。
けれど、反応が異なることで、犬にとっては「どうすればいいのか」が分かりにくくなることがあります。
また、飛びついたときにある日は笑って受け止めてもらい、別の日には叱られる。
こうした小さな違いも、犬の中では行動と結果が結びついていきます。
犬はとても観察力が高く、人の反応をよく覚えています。無意識のうちに、特定の行動が強まることもあります。
これは「誰かが悪い」という話ではありません。家族それぞれの関わり方の違いが、結果として行動に影響することがある、ということです。
問題行動と呼ばれるものの中には、こうした日々の積み重ねの中で形づくられているものも少なくありません。
犬だけに理由があるわけではなく、人との関わりの中で育っていく部分もある。その視点を持つことが、次の一歩につながります。

【第4章|行動の意味を少しだけ立ち止まって考える】
問題行動と呼ばれる行動にも、それぞれに意味があります。
例えば、来客時に強く吠える場合。
それは単に「うるさい」のではなく、自分のテリトリーを守ろうとしている可能性もあります。
散歩中に強く引っ張る行動も、興奮や好奇心、あるいは周囲への警戒心が背景にあることがあります。
甘噛みや飛びつきも、遊びの延長や、関わりたいという気持ちから出ている場合があります。
もちろん、すべてが一つの理由に当てはまるわけではありません。同じ行動でも、背景はその子によって異なります。
大切なのは、「この行動は何を伝えようとしているのだろう」と一度立ち止まって考えてみることです。
困った行動に見えるものも、犬にとっては自然な反応であることがあります。その意味を少しだけ想像してみることで、行動の見え方は変わっていきます。

【第5章|問題行動の見え方が変わると、関係も変わる】
問題行動と呼ばれる行動の多くは、犬に何かが欠けているから起きるものではありません。
そこには環境や経験、人との関わりの積み重ねがあり、その場での犬なりの選択があります。
行動そのものだけを見ると「困ったこと」に見えても、少し視点を変えて背景に目を向けると、
そこには理由やきっかけが存在していることに気づきます。すぐに解決しなくてもかまいません。
まずは「なぜだろう」と考えてみること。その姿勢が、犬との関係をゆっくり整えていきます。
そしてもう一つ大切なのは、犬だけを変えようとするのではなく、飼い主自身の気持ちや向き合い方にも目を向けてみることです。
関わり方や受け止め方が少し変わるだけで、犬の行動の見え方も変わっていきます。
問題行動は、犬からのメッセージの一つ。その意味を考えることが、よりよい関係への第一歩になります。

以上いかがでしたでしょうか。
犬の問題行動について、その背景や見え方を少しでも整理するきっかけになれば幸いです。
また次のコラムでお会いしましょう。
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