【浜松市】犬がお尻を床にこするのはなぜ? 肛門腺のサインと正しいケアを解説
2026年08月19日【浜松市】犬がお尻を床にこするのはなぜ?肛門腺のサインと正しいケアを解説
愛犬がお尻を床にこすりつけながら歩いている姿を見て、「何か病気なのかな?」と心配になったことはありませんか?
この行動は「お尻歩き」とも呼ばれ、肛門腺が関係している場合もありますが、実はそれ以外の原因が隠れていることもあります。
今回は、犬がお尻を床にこする原因や肛門腺の役割、正しいケアの方法について分かりやすく解説します。
第1章犬がお尻を床にこするのはなぜ?
第2章 犬の肛門腺とは?溜まるとどうなる?
第3章 犬の肛門腺絞りは必要?頻度と注意点
第4章 肛門腺ケアはトリミングのタイミングも活用しよう
第1章 犬がお尻を床にこするのはなぜ?
愛犬がお尻を床にこすりつけながら前に進む姿を見て、「何か痛いのかな?」「病気だったらどうしよう」と心配になったことはありませんか?
このような行動は、「お尻歩き」や「スクーティング」と呼ばれ、お尻に違和感やかゆみ、不快感があるときによく見られます。一度だけ見られることもあれば、何度も繰り返す場合もあり、その原因は一つではありません。
最もよく知られている原因は、肛門腺に分泌物が溜まることです。しかし、それ以外にも皮膚の炎症や汚れ、寄生虫、お尻周りのトラブルなど、さまざまな原因によって同じような行動が見られることがあります。
そのため、「お尻をこすっているから肛門腺が原因だろう」と決めつけるのは避けた方がよいでしょう。もし何日も続いていたり、お尻を気にして頻繁になめたり、赤みや出血が見られたりする場合は、何らかの異常が起きている可能性も考えられます。
まずは愛犬がどのような様子なのかを落ち着いて観察し、お尻をこする原因にはいくつかの可能性があることを知っておくことが大切です。

第2章 犬の肛門腺とは?溜まるとどうなる?
犬のお尻を床にこする原因としてよく耳にする「肛門腺」。しかし、名前は聞いたことがあっても、「どこにあるの?」「何のためにあるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
肛門腺とは、正式には「肛門嚢(こうもんのう)」と呼ばれる器官で、肛門の左右、時計でいう4時と8時のあたりにある小さな袋です。その中には、強いにおいのある分泌物が溜まっています。
この分泌物には、自分の存在を相手に伝える役割があると考えられています。犬同士がお尻のにおいを嗅ぎ合うのも、この分泌物に含まれるにおいから情報を得るためです。
本来であれば、排便をするときの圧力によって分泌物は少しずつ外へ排出されます。しかし、すべての犬が自然に排出できるわけではありません。
特に、小型犬や筋力が弱い犬、高齢犬、肥満気味の犬などは分泌物がうまく出せず、肛門腺に溜まりやすい傾向があります。また、犬によって分泌物の量や硬さにも個体差があるため、同じ犬種でも定期的なケアが必要な子もいれば、ほとんど必要ない子もいます。
肛門腺に分泌物が溜まり続けると、お尻に違和感を覚えて床にこすったり、しきりにお尻をなめたりすることがあります。さらに放置してしまうと、肛門腺炎や肛門腺破裂などのトラブルにつながる場合もあるため、「いつもと違う様子」に気付いたら早めに対応することが大切です。
ただし、お尻をこするからといって、必ずしも肛門腺が原因とは限りません。愛犬の様子をよく観察し、必要に応じて動物病院で診てもらうことも重要です。

第3章 犬の肛門腺絞りは必要?頻度と注意点
「肛門腺絞りは、すべての犬に必要なの?」という疑問を持つ飼い主さんは少なくありません。
結論からいうと、すべての犬に定期的な肛門腺絞りが必要というわけではありません。
排便のたびに自然に分泌物を排出できる犬もいれば、自力ではうまく排出できず、少しずつ溜まってしまう犬もいます。そのため、肛門腺絞りが必要かどうかは、犬それぞれの体質や生活習慣によって異なります。
肛門腺に分泌物が溜まると、お尻を床にこするだけでなく、お尻をしきりになめる、しっぽを気にする、お尻を触られるのを嫌がるといった様子が見られることがあります。このような変化が続く場合は、肛門腺に分泌物が溜まっている可能性があります。
肛門腺絞りの頻度にも決まった正解はありません。月に一度程度のケアで十分な犬もいれば、数か月に一度で問題ない犬、反対にもっと短い間隔で必要になる犬もいます。愛犬の様子を見ながら、その子に合ったペースで行うことが大切です。
自宅で肛門腺絞りを行う飼い主さんもいますが、無理に行うのはおすすめできません。力の入れ方や位置を間違えると、犬に痛みを与えてしまったり、炎症を起こしてしまったりする可能性があります。また、すでに肛門腺炎などのトラブルが起きている場合は、自宅でのケアによって悪化することもあります。
もし、お尻から血や膿が出ている、腫れている、強い痛みがある、何度もお尻をこする状態が続くといった症状が見られる場合は、肛門腺絞りではなく、早めに動物病院を受診しましょう。
「肛門腺絞りをしなければいけない」と考えるのではなく、愛犬の様子を日頃から観察し、その子に合ったケアを続けることが、お尻の健康を守る一番のポイントです。

第4章 トリミングサロンで肛門腺ケアを行うメリット
犬のお手入れというと、シャンプーやカットを思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、トリミングサロンでは見た目を整えるだけでなく、体の状態を確認しながらケアを行うことも大切な役割の一つです。
肛門腺絞りも、そのようなお手入れの一つです。自宅では確認しにくいお尻周りも、シャンプーやブラッシングとあわせて定期的にケアすることで、分泌物が溜まっていないかを確認しやすくなります。また、お尻周りの皮膚の赤みや腫れなど、小さな変化にも気付きやすいというメリットがあります。
さらに、定期的にトリミングサロンを利用していると、以前と比べて分泌物の状態に変化がないかなど、継続的に愛犬の様子を見てもらえるという安心感もあります。日頃から体の状態を確認する機会をつくることで、異変に早く気付けることもあるでしょう。
肛門腺絞りは、シャンプーやカットと一緒に行うだけでなく、サロンによっては肛門腺絞りのみで利用できる場合もあります。「自宅で行うのは不安」「うまくできる自信がない」という場合は、無理をせずトリミングサロンへ相談してみるのも一つの方法です。なお、対応内容や料金はサロンによって異なるため、事前に確認しておくと安心です。
愛犬がお尻を床にこする様子が見られたら、そのまま様子を見るのではなく、まずは原因を知り、その子に合った方法でケアをしてあげることが大切です。日頃のお手入れの一つとして肛門腺ケアも取り入れながら、愛犬が快適に過ごせる毎日をサポートしてあげましょう。

以上いかがでしたでしょうか。
犬がお尻を床にこする原因や、肛門腺の役割、正しいケアについて理解を深めるきっかけになれば幸いです。
また次のコラムでお会いしましょう。
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